NO FUSE (NANIWA EXPRESS)

ノー・フューズ

ノー・フューズ

NANIWA EXPRESSの1stアルバム(1982年)。

最近、MUSIC AIRというCATVのチャンネルで彼らのライブが2本放送された。これらを見て、いつの間にか再結成していたことを知った。ホームページの情報によると、1986年に解散したが2000年に限定復活、2002年に正式復活していたらしい。1人も欠けずに5人での活動である。すばらしい。

  • 清水興(b)
  • 岩見和彦(g)
  • 青柳誠(kb, ts, ss)
  • 中村建治(kb)
  • 東原力哉(ds)

NANIWA EXPRESSを初めて見たのは1982年の11月。2枚目のアルバム「大宇宙無限力神」が出たか出ないかのころ、彼らがうちの大学の学園祭に来たのだった。どんなバンドなのか、どんな曲をやるのか全く知らなかったが、グラウンドの特設ステージでのライブをかぶりつきで見たこともあって、強烈なインパクトだった。この時の演奏の印象は「とにかくリズムセクションが派手なバンド」。ドラムはやたらたたくし、ベースはチョッパーばかり。

当時普及し始めていた貸しレコード屋で1枚目と2枚目を借り、カセットテープに録音してよく聴いていた。他のフュージョンバンド、カシオペア(T-)スクエアなどと比べて、なぜが耳になじむのである。その名の通り大阪のバンドという親近感もあったが、曲調やアレンジが自分に合っていたのだと思う。大阪のバナナホールでの解散ライブはテレビで放映され、録画して何度も見たものだった。その後1回だけ再結成ライブを神戸のチキンジョージでやり、会社の先輩と見に行ったのを思い出す。

CATVでのライブを見て懐かしくなり、「ノー・フューズ」のCDを買った。今も聴きながらこれを書いている。やはりヨイ。当時の勢いとかパワーを感じる。1曲目の"BELIEVIN'"なんかはファンにとってはスタンダードナンバーである。この曲、なんといってもタイトルと曲がよく合っていると思う。なんか「信じてる」という感じがするのである。カシオペアでいえば"ASAYAKE"のような曲だと言えるかも。フュージョンのような音楽では、曲のタイトルというのは(少なくともとっかかりでは)かなり重要である。

再結成してからもアルバムが出ているので、近いうちに買って聴いてみたい。